車の洗車方法について調べているということは、どのような道具を使用してどのような工程で作業をしていくのか知りたいと思っているのではないでしょうか。
しかし、ネットで洗車方法を検索しても参考にならないサイトもよく見かけます。
今回の記事ではコーティングプロショップに努める徳田寛氏(コーティング経歴13年)のベテランスタッフに洗車方法について詳しく教えてもらった。
カービューティーアイアイシーでは洗車のサービスは会員様限定となり、専門スタッフが丁寧に仕上げてくれる。
では、徳田氏に詳しく話を聞いていきましょう。
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車の洗車に最適な服装はなんですか?
また、指輪などをつけていると塗装に傷をつける可能性があるし、泥はねやカーシャンプーなどが付着するので汚れてもよい服装が重要です。
タイヤやホイールを洗うと手も汚れてしまうため手袋などをつけておくと汚れないので便利です。
洗車で準備する道具について
徳田氏が洗車時に使用する道具は下記の5点がおすすめということです。
①カーシャンプー
②洗車スポンジ
③マイクロファイバークロス
④タイヤ用ブラシ
⑤タイヤ用スポンジ
以上の5点があればプロ同様の洗車が自分でもできます。
徳田氏が言うにはホイールクリーナーはアルカリ洗剤のためタイヤやホイールの油汚れの洗浄力が非常に高いとのことです。
また、洗車時に使用するスポンジはタイヤ用とボディ用を分けないとボディに傷がつく可能性があるので分けるのがポイントだそうだ。
洗車用カーシャンプーの選び方
商品名:SCHILDカーシャンプー
価格:1,650円
容量:290ml
溶剤:弱アルカリ性
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中性タイプのカーシャンプーはアルカリタイプや酸性タイプに比べ洗浄力が低い傾向にあり、普段の洗車に使用するのに最適。酸性タイプ
酸性タイプはイオンデポジットなどのシミ汚れの洗浄に優れているためシミ汚れが気になる車両におすすめのカーシャンプーです。軽度なシミ汚れなら比較的落としやすい傾向にあるのが酸性タイプの特徴です。弱アルカリ性
弱アルカリ性タイプは塗装面を傷めづらく、油汚れの花粉や黄砂、排気ガス汚れを落とすのに最適なカーシャンプーで徳田氏は毎回弱アルカリ性を使用している
洗車スポンジは出来るだけ柔らかく凹凸があるものを使用する
上記の画像は摩擦や砂利が理由で塗装面に細かい擦り傷が付着した画像です。上記のような傷の付着を軽減するためにも柔らかいスポンジを使用しましょう。
また、このウレタンスポンジはきめ細かい気泡があるため、カーシャンプーの泡立ちもよくなり摩擦を軽減することができます。
価格:440円
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拭き上げ用のウエスはマイクロファイバークロスを使用する
洗車で使用するウエスは必ずマイクロファイバークロスを使用するようにしましょう。
理由は、マイクロファイバークロス以外のウエス(合成セーム革・雑巾・フェイスタオル)などを使用してしまうとウエスの素材が荒いため塗装面にスクラッチ傷を付着させる原因となります。
その為、出来るだけ柔らかい素材のマイクロファイバークロスを使用するようにしましょう。
また、使い古したマイクロファイバークロスも繊維が固くなってしまい塗装を傷つける可能性があるのできれいなマイクロファイバークロスを使用するとよいそうです。
合成皮革のセーム革は吸水性に優れるのですが、塗装面にくいつきやすく、滑りが悪いため摩擦で擦り傷がつきやすいそうです。
価格:840円
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以上が洗車に使用する道具のご紹介でした。
次の章では、実際に徳田氏に洗車の方法について解説していただきます。
洗車方法(洗車手順)
車の洗車作業は【塗装面にシミを付着させないこと】と【細かい小傷をつけないようにする】ことの2つに注意して洗車を行う必要があります。
ステップ1 バケツにカーシャンプーを入れ泡立てる
ステップ2 下回りの泥跳ねや砂利などの異物を水圧で落とす
下回りは泥跳ねや砂利などが多く付着しているため洗車時に傷をつける可能性があるようで、出来るだけ水圧で異物を取り除くのが塗装面を傷めないポイントなのだとか。
高圧洗浄機をお持ちの方は使用することで多くの異物が落とせるのでおすすめ。
また、タイヤハウスには多くの泥が付着しているため水圧で出来る限り砂利などの汚れを落としておこう!
この際に、ボディにはできるだけ水をかけないようにするのが徳田氏が最も伝えたいポイントだそうで、水をボディにかけてしまうと水分が乾いてシミになるためホイールと下回りにしか水をかけないように注意を呼び掛けている。
ステップ3 下回りとタイヤ、ホイールの洗浄
下回りの洗浄にはSCHILDホイールクリーナーを使用するのが最適とのこと。
このホイールクリーナーはアルカリ洗剤のため、泥汚れや油汚れの除去に優れているようで、スプレーでタイヤに液剤をかけると汚れがすぐに浮き出てきます。
この工程を行うことで、タイヤワックスの定着も高まるそうだ。
タイヤを洗う際にはブラシを使用すると汚れ落ちが良いようで、徳田氏は毎回洗車時にはブラシを使用すると言う。
ブラシで洗浄することでゴム(タイヤ)の素材に詰まった汚れを書き出してくれる。
タイヤハウスのプラスティック部分もブラシでしっかりと汚れを落としていきます。
ホイールを洗う際にはブラシだと傷をつける恐れがあるので傷んだスポンジやタイヤ用のスポンジを使用して洗っていきます。
ここで徳田氏はタイヤに使用したスポンジは絶対にボディに使用してはいけないと言っています。
タイヤやホイールを洗浄したスポンジは砂利などが多く付着していたり、スポンジが傷んでしまうため傷が入りやすいのだとか。
ステップ4 ホースで水をたっぷりとかける
汚れは上から流れ落ちるため、ホースで水をかける際にも上から下に水をかけるのが理想だという。
ボディについた砂利などが上から流れ落ちるため念入りに水をかける必要があるそうです。また、たっぷりと水をかける理由はボディが熱くなっていると水分が乾きシミになる可能性があるのでボディを冷やすためにもたっぷりと水をかけるとよいそうだ。
ステップ5 ボディの洗浄作業
また、洗車を行う際にはカーシャンプーが乾かないように速やかに作業を行い、乾きそうな場合はホースで水を流し塗装面の水滴を乾かないように注意していくことでシミがつかないそうだ。
ステップ6 すすぎ作業
カーシャンプーをすすぎ作業でしっかりと洗い流します。
カーシャンプーが残っているとシミになる可能性もあるので、ドアミラーやドアの内側、バイザーの裏側など、洗剤が残りやすい場所はしっかりと洗い流していきましょう。
ステップ7 拭き上げ作業
自分で車を洗車する際には水分の拭き上げが非常に重要であると徳田氏は言う。
水道水には塩素やカルキなどが多く含まれるため乾かしてしまうと白い斑点模様のシミになる(イオンデポジット)
このようなシミがつかないようにするためにも、しっかりと水分を拭き上げるのだが、案外時間がかかるので、下記の画像のようにマイクロファイバークロスを大きく広げ、手前に引くようにして水分を8割型拭き上げるのがポイントだそうだ。
徳田氏はこの拭き上げ作業(荒拭き)を3分ほどで終わらせた。すべての水を拭こうとせず、8割型の水滴を拭き上げて、最後は本拭きにてきれいに仕上げていくのがポイント
また、下記の画像のようにタオルを広げて拭き上げることで塗装面に力が入らないため、摩擦で塗装面にスクラッチ傷を付着させずらくする効果もあるそうだ。
最後は、別の乾いたマイクロファイバークロスを使用して本拭きを行っていきます。
上記のようにマイクロファイバークロス4つ折りにして残った水分を拭き上げていきます。
特に水滴が残りやすい箇所ミラー部やグリルなどの細かい箇所は後回しにしボディ全体を乾かないように素早く拭き上げ、最後にグリルやミラー部、バイザーの裏側を拭いていくとよいでしょう。
ステップ8 ドア内の拭き上げ作業
ドアの内側も水分が残るとシミになる可能性があるので、しっかりと吹き上げるようにしましょう。
隅々の水分をしっかりと拭き上げることがシミにならないようにするポイントと徳田氏は話す。
まとめ
今回はカービューティーアイアイシーに努める徳田氏にプロの洗車方法と使用する洗車道具について解説してもらいました。
洗車道具は5点を用意し、マイクロファイバークロスや洗車スポンジは出来るだけ柔らかい素材を使用し塗装面に負担をかけないのがポイントということ。
洗車の際には要点を抑えステップ1~8までしっかりと行い、砂利で塗装面に傷をつけたり、水滴の拭き上げ不足によるイオンデポジットの付着を軽減するようにしましょう。
正しい洗車が愛車をいつまでも美しく保つポイントとなります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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