車内コーティングとは?DIYと専門店のサービスの違いを徹底解説のアイキャッチ画像

車を購入する際、多くの方が外装のカーコーティングを検討されるかと思いますが、車内にもコーティングを施工することが出来ます。「車内コーティングって本当に必要なの?」「どんな効果があるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

結論から申し上げると、車の内装を長期間清潔で快適な状態に保つために車内コーティングは必要です。
特に小さなお子様がいる方、ペットを同乗させる方にとって、汚れや臭い防止、アレルギー対策の観点からも効果的です。

車内コーティングにもさまざまな種類があり、効果や持続期間も異なるため、シート素材や使用環境に応じて、自分に合った車内コーティングを選ぶことが重要となります。

この記事では、車内コーティングのメリット・デメリット、DIYコーティングと専門店のサービスの違いについて詳しく解説していきます。

1章 車内コーティングのメリット・デメリット

車内コーティングのメリット・デメリット

車内コーティングを検討している方に向けて、メリット・デメリットについて解説していきます。

車内コーティングのメリット

汚れ・シミを防ぎ、車内の掃除が楽になる

車内コーティングをシートやダッシュボードにコーティングを施工することで、撥水・防汚効果が高まり、飲みこぼしや泥汚れが付きにくくなります。万が一汚れても、簡単な拭き取りで綺麗になるため、お手入れの手間が軽減されます。

紫外線(UV)カット効果で内装の劣化を防ぐ

車内コーティングは、紫外線によるダッシュボードやシートの色褪せ、ひび割れを防ぐ効果があります。特にレザーシートは劣化しやすいため、UVカット機能のあるコーティングが有効です。

消臭・抗菌効果で清潔な車内をキープ

消臭・抗菌タイプの車内コーティングなら、タバコや食べ物の臭い、ペットのニオイを軽減し、雑菌やカビの繁殖も防ぎます。小さなお子様やアレルギーをお持ちの方にも安心で快適な車内空間を実現することができます。

車内コーティングのデメリット

完全に汚れを防げるわけではない

車内コーティングをしても、100%汚れやニオイを防げるわけではありません。 例えば、長期間放置された汚れや、汚れがひどく染みこんでしまった場合は完全には防ぎきれないこともありますので、定期的な掃除は必要です。

施工業者やコーティング剤によって品質に差がある

専門店やディーラーによって使用するコーティング剤の種類や施工技術に違いがあり、仕上がりに差が出ることがあります。低品質な施工を受けると、効果が短期間でなくなる可能性も考えられます。

2章 車内コーティングの費用相場

車内コーティングの費用相場について解説します。あくまでも相場となりますので、参考程度に下記表をご覧ください(^^)/

専門店の車内コーティング費用相場

当記事運営元である、コーティング専門店カービューティーアイアイシーの車内コーティングの費用相場となります。
(2025年2月時点)

内装コーティングフルパッケージ(税込)

サイズ 2列シートの場合 3列シートの場合
SSサイズ(ハスラー・N-ONE等) ¥171,600 ¥198,000
Sサイズ(アクア・N-BOX等) ¥176,500 ¥204,600
Mサイズ(プリウス・シビック等) ¥181,500 ¥209,000
Lサイズ(ヴェゼル・レヴォーグ等) ¥188,900 ¥215,600
LLサイズ(ハリアー・CX-60等) ¥196,300 ¥222,000
XLサイズ(レンジローバー等) ¥201,300 ¥226,600

※施工対象箇所:車内のレザー、ファブリックシートおよび内装未塗装樹脂パーツ、ドアパネル、ドアトリム、ダッシュボード、コンソールパネルを含む

DEOFACTOR Mobi(税込み)
※車内抗菌コーティング

サイズ 通常価格 セット価格 フルコース
SS(ハスラー・N-ONE等) ¥44,000 ¥35,200 ¥52,800
S(アクア・N-BOX等) ¥49,500 ¥39,600 ¥59,400
M(プリウス・シビック等) ¥55,000 ¥44,000 ¥66,000
L(ヴェゼル・レヴォーグ等) ¥66,000 ¥52,800 ¥79,200
LL(ハリアー・CX-60等) ¥88,000 ¥70,400 ¥105,600
XL(レンジローバー等) ¥110,000 ¥88,000 ¥132,000

DIYの車内コーティング費用相場

DIYで車内コーティングをする場合、使用するコーティング剤の種類や施工範囲によって費用が異なります。おおよその費用相場は下記表を参考にご覧ください。

コーティング剤の費用相場

種類 費用相場(1本あたり)
抗菌・消臭コーティング 1.500円~5.000円
撥水・防汚コーティング 2.000円~6.000円
UVカットコーティング 3.000円~7.000円
レザーシート専用コーティング 3.000円~10.000円

その他の必要な道具の費用相場

必要な道具 費用相場
マイクロファイバークロス 500円〜1,500円
専用アプリケーター(塗り込み用スポンジ等) 500円~2.000円
内装用クリーナー(施工前の掃除用) 1.000円~3.000円
ゴム手袋(手を保護) 300円~1.000円

専門店による施工は効果効能・持続期間共に優れていて、愛車の内装を長期間綺麗な状態で維持したい方に最適です。
DIY施工なら、プロに依頼するよりコストを抑えて車内を綺麗に保つことができます。
値段以外の利点がそれぞれ異なるので自分の車の用途や予算に合わせて、最適なコーティング剤を選びましょう。

下記では車内コーティングを選ぶ際のポイントを紹介します。

3章 車内コーティングを選ぶ際のポイント

車内コーティングを選ぶ際のポイント

車内コーティング剤を選ぶ際は、用途や施工箇所に適した製品を選ぶことが重要です。間違った製品を使うと、効果が十分に発揮されなかったり、素材を傷めてしまうこともあります。

目的に応じたコーティング剤を選ぶ

下記表で、車内コーティング剤を比較してみましょう。

目的 おすすめな方の特徴 特徴
抗菌・防臭 タバコや食べ物の臭いが気になる人 カビ・細菌・花粉の抑制、臭いの分解
撥水・防汚 汚れが付きやすい環境(子ども・ペット) シートやダッシュボードの汚れを防ぐ
UVカット 日焼け・劣化が気になる 紫外線による劣化や色褪せを防ぐ
レザー保護 レザーシートの保護をしたい 乾燥・ひび割れ防止、ツヤを保つ
布シートの防水 飲みこぼしなどの染み込みを防ぎたい方 飲みこぼしなどの染み込みを防ぐ

車内コーティングにはさまざまな種類があり、目的に合わせて適切なものを選ぶ必要があります。

施工のしやすさで選ぶ

DIYで車内コーティングを検討しいる場合、簡単に施工できるコーティング剤を選ぶことが大切です。

施工のしやすさ コーティング剤の種類 特徴
簡単(初心者向け) スプレータイプ 直接拭きかけて拭くだけ
中級(少し手間がかかる) 液体タイプ(クロス塗り) クロスやスポンジで塗り広げる必要あり
上級(本格派向け) 2液タイプ(混ぜて使用) 施工時間が長めでしっかり乾燥させる必要あり

施工難易度が上がるにつれてコーティング剤がムラになりやすくなる為、ムラが心配な方は専門店での施工がおすすめです。希望する効果や予算に応じて最適な施工プランを提案してくれる業者は、信頼できると言えるでしょう。

カービューティーアイアイシーではオプションコーティングでお車のボディ以外にも様々なコーティングを取り扱っており、中でも車内コーティングは大変人気なメニューで、ボディコーティングとあわせておすすめさせていただいております。

4章 専門店の車内コーティングの特徴

専門店の車内コーティングの特徴をそれぞれ解説します。

SystemX REVIVE/システムエックス リヴァイヴ

SystemX REVIVE/システムエックス リヴァイヴ

SystemX REVIVE(システムエックス リヴァイヴ)は、車内専用に開発されたコーティング剤です。車内のプラスチック部分を保護し、汚れが付きにくくなるため、水拭きだけで簡単にお手入れができます。車内の美しさと高級感を長期間維持するのに最適な車内コーティングです。
施工後は撥水効果を発揮するため、飲食物をこぼしても汚れが付きにくくなります。日常のお手入れも水拭きだけで簡単に済み、新車のような美しい状態を維持することが可能です。

SystemX REVIVEの詳細はコチラ

SCHILD レザーシートコーティング

SCHILD レザーシートコーティング

SCHILD レザーシートコーティングは、レザーシートに浸透し、強固な保護膜を形成することで、摩擦や汚れの付着を軽減します。乗車時のこすれやジーンズの色移り、化粧品の付着などによる劣化を防ぎ、シートの美しさを長期間キープするための内装レザー専用に開発されたコーティングです。レザーは経年とともに色あせや汚れが目立ちやすくなり、新車のような質感を維持することが難しくなります。大切な愛車のレザーを長期間美しく保つ優れた商品です。

レザーシートコーティングの効果性については下記動画を参考にご覧ください♪

参考動画:プロが解説するレザーシートコーティングの必要性と効果とは

SCHILD レザーシートコーティングの詳細はコチラ

DEOFACTOR Mobi(デオファクターモビ)

DEOFACTOR Mobi(デオファクターモビ)

DEOFACTOR Mobi(デオファクターモビ)は、車内の衛生環境を重視する方や、アレルギー対策を求める方に向けた車内に吹き付ける抗菌コーティングです。

無色透明で無臭の液剤を車内に吹き付けることで、空気中に漂うカビや細菌、花粉、ニオイの原因となる有害物質を直接分解し、車内環境を抗菌・防臭することができます。
アレルギー対策や、喫煙習慣のある方、ペットとのドライブが多い方におすすめな車内コーティングです。

DEOFACTOR Mobi(デオファクターモビ)については下記動画を参考にご覧ください♪

参考動画:デオファクターモビの効果性

DEOFACTOR Mobi(デオファクターモビ)の詳細はコチラ

5章 車内コーティングのDIY施工について

車内コーティングのDIY施工について

車内コーティングをDIY施工でやる場合の事前に用意する道具と手順について解説します。

事前に用意するもの

・コーティング剤(車内用)
・マイクロファイバークロス
・洗剤・クリーナー(車内用)
・スポンジまたは専用アプリケーター
・ゴム手袋

施工手順

車内清掃

コーティングをしっかり定着させるために、まずは車内の汚れやホコリを完全に除去します。

①掃除機でシートやフロアマットのゴミ・ホコリを吸い取る
②内装用クリーナーでダッシュボードやシートの汚れを拭き取る
③頑固な汚れはブラシや専用洗剤を使って落とす
④完全に乾燥させる(湿気が残るとコーティングがムラになりやすい)

コーティング剤の塗布

①コーティング剤をスポンジやアプリケーターに適量つける
②施工箇所に薄く均一に塗り広げる(厚塗りするとムラになるので注意!)
③5〜10分ほど放置し、成分を浸透させる
④乾いたマイクロファイバークロスで拭き上げる

↓ポイント
①直接スプレーせず、一度クロスやスポンジに付けてから塗るとムラになりにくい

②レザーシートは専用のコーティング剤を使う(一般的なコーティング剤だと滑りすぎることがある)

乾燥・定着させる

施工後は完全に乾燥するまで触らない(目安:1〜2時間)
24時間は水拭きやシートの使用を控えると、コーティングがしっかり定着する

6章 車内コーティングについてよくある質問

車内コーティングについてよくある質問

車内コーティングについてよくある質問にお答えしていきます。

Q1 車内コーティングと外装コーティングの違いは?
Q2 車内コーティングをすると臭いはどうなりますか?
Q3 車内コーティング後のメンテナンス方法は?

Q1 車内コーティングと外装コーティングの違いは?

車内コーティング…シートやダッシュボード、ドアパネル、フロアマットなどの内装部分に施工し、抗菌・防臭・防汚・撥水・UVカットといった効果を発揮します。例えば、タバコや食べ物のニオイを軽減したり、飲みこぼしや汚れが染み込みにくくなるため、快適な車内環境を維持するのに役立ちます。

外装コーティングは…ボディ全体を汚れやキズから守ることを目的に施工されます。コーティングを施すことで、車の塗装面に撥水・防汚・耐久性を持たせ、雨ジミや紫外線による劣化を防ぎます。

どちらも定期的なメンテナンスが必要ですが、車を長く美しい状態で保つためには車内・外装の両方にコーティングを施工することが理想的です。

Q2 車内コーティングをすると臭いはどうなりますか?

施工直後はコーティング剤特有のわずかな臭いが残ることがありますが、しばらく換気をすれば気にならなくなります。

車内の臭いは、タバコや食べ物の残り香、ペットの臭い、カビや雑菌の繁殖などが主な原因です。抗菌・防臭効果のあるコーティングを施工すると、空気中の細菌やカビを分解し、臭いの発生を抑えることができます。特に、消臭成分が含まれたコーティング剤を使用すれば、長期間にわたって清潔で快適な車内空間を維持できます。

 また、コーティングだけで完全に臭いを消すことは難しいため、定期的な清掃やエアコンフィルターの交換などと併用すると、より効果的に車内の臭い対策ができます。

Q3 車内コーティング後のメンテナンス方法は?

汚れが付着した場合はマイクロファイバークロスなどで水拭きをしましょう。それでも汚れが取れない場合は専用のクリーナーを使用して汚れを除去することが好ましいです。

車内コーティングを施した後も、完全に汚れがつかなくなるわけではありません。コーティングの効果を最大限維持するためには定期的な掃除を心がけ、ホコリや食べこぼしは早めに除去することが大切です。車内コーティングは、種類によって持続期間が数ヶ月~1年程度のものが多いため、効果が薄れてきたと感じたら再施工を検討しましょう。

まとめ

車内コーティングは、抗菌・防臭・防汚・撥水・UVカットなどの効果を持ち、車内の快適さを維持するために非常に有効な方法です。特に、小さなお子様やペットを同乗させる方、車内を長く綺麗に保ちたい方にとって、大きなメリットがあります。下記は当記事のまとめとなります。

車内コーティング剤は、施工する素材や用途に合ったものを選ぶことが大切
専門店による施工は効果効能・持続期間共に優れていて、愛車の内装を長期間綺麗な状態で維持したい方に最適
DIY施工はコストを抑えて車内を綺麗に保つことができる

車内の美しさと快適さを長く保つために、ライフスタイルに合わせた車内コーティングを取り入れ、愛車を最高の状態に保ちましょう!
この記事が参考になれば幸いです♪