車の汚れが目立ったとき、もっとピカピカになったらイイのにな…と思ったことはありませんか。今回はそんな時に役に立つ、DIYガラスコーティング剤について紹介していきたいと思います。ガラスコーティング剤の選び方や使い方についてバッチリ、レクチャーしていきたいと思うので是非さいごまでお付き合いくださいね。
◇そもそも、ガラスコーティング剤って何なの?
ガラスのコーティング剤とは、ひと言でいうなら愛車のグレードをアップさせるための魔法の薬です。ガラスコーティング剤を使ったクルマはピカピカしていて、どこから見ても一点の曇りがありません。けれどもコーティングしていない車は、どんなに高級な車であってもシミやくすみ・手垢が目立っているため、いまいち冴えない印象に見えてしまいます。
よく新車を並べているカー販売店に出かけたとき、ピカピカの美しい車を見て「どのように手入れをしているのだろう」と首を傾げたことはありませんか。実は多くの販売店が利用しているのが、ガラスコーティング剤です。外に置きっぱなしのモデル車は、放置しておくだけで雨水の汚れや空気の汚れがつもり、汚い印象に見えやすくなります。
こうしたマイナスの印象を吹き消してくれるのが、便利なガラスコーティング剤。ひとつ常備しておくだけで、持っている愛車を「買ったときの美しさ」に戻してあげることができます。
◇ガラスコーティング剤の種類は、どんなモノがあるの?
ガラスコーティング剤は全て同じ種類のものばかりではなく、色々な性質・様式のものがあります。どれが良くてどれが悪いとは一概にいえず、コレばかりは使っている人の好みによるところが多くなっています。それぞれの種類の性格を知って、自分のイメージに近いタイプを選ぶと良いと思います。
・スプレータイプ
もっともポピュラーで使いやすいと言われているのが、スプレータイプのガラスコーティング剤です。洗車したあとのボディに、さっとスプレーしてクロスでゴシゴシふき取るだけで良いためメンテナンスも超ラクチン。軽い力でさっと汚れを落とし、ツヤと潤いを与えてくれます。
スプレーのため広範囲に一度に振りかけることができ、手を汚さなくて良いというメリットがあります。粒子の細かい水がさっと車の全面にいきわたるため、少ない量でたっぷり使えるという嬉しい特典もあります。
・ワックスタイプ
ガラスコーティング剤としてよく見かけるのが、黒板消しのような平べったいボディにワックスが練りこまれているタイプです。こちらも使用するときは洗車した後のキレイな車体に、直接塗り込んで使っていきます。
スポンジの先の方に撥水加工のあるツヤ成分が含まれているため、スポンジを上から下へ動かすだけでキレイに車を整えることができます。スプレータイプと比べてメンテナンスにやや時間がかかってしまう注意点がありますが、それでも塗ったところと塗っていないところがハッキリ目で見て分かるため、完成したときの熟成度が高いというメリットがあります。
薬剤が直接手についてしまわないようにワックスタイプのコーティング剤を使うときには、必ずグローブを付けておこなうことがオススメです。
◇ガラスコーティング剤の施工方法は?
ガラスコーティングについての知識が増えたところで、さっそくガラスコーティングの施工方法についてチェックしていきましょう。
・まずはクルマをキレイに洗車する
ガラスコーティング剤を自分でDIYしていくときに重要なポイントは、必ずクルマ本体をキレイに洗っておく…ということです。手垢やホコリなどの汚れが付いた状態の上にガラスコーティング剤を塗ってしまうと、汚れが蓄積されたまま油脂を塗ってしまうことになります。
汚れが残された状態のまま上からいくらツヤ加工のあるガラスコーティング剤を塗っても、汚れが目立ってしまい美しさが損なわれてしまいます。繊細でデリケートなガラスコーティング剤の良さを十二分に発揮するためにも、事前に愛車は丁寧に洗っておきましょう。
また水滴などの水分が残っていると、ガラスコーティング剤に含まれる油とケンカしてキレイに塗れないことがあります。洗車が終わったら、車本体の水滴を乾いた雑巾でふき取ってあげ、水分が車体に残っていないか確かめておくと安心です。
・ガラスコーティング剤を塗っていく
愛車を丁寧に洗車したら、続いてガラスコーティング剤を使っていきましょう。ガラスコーティング剤を使うときは、ケチケチ使用しすぎないことも上手に塗るための極意です。少し多いかな…と思う量を吹き付けてあげることによって、プロが仕上げたような曇り知らずのツヤを手に入れることができます。
またガラスコーティング剤を塗るときはクルマの一部分だけに利用せず、前・ドア・うしろとすべてのパーツに利用してあげることも重要なポイント。一部分だけコーティング剤を使ってしまうとチグハグな状態に見えてしまうので気を付けておきましょう。
・クロスで磨いていく
ガラスコーティング剤を吹き付けたら、それで終わりにはしないことが肝心です。乾いたクロスを手元に用意して、今度はピカピカに磨き上げていきましょう。このとき使用するクロスは網目の荒いザラザラしたものではなく、網目の細かい柔らかいタイプの方がおすすめです。
荒いタイプのクロスを使って磨き上げていると、まれにボディの表面に細かな傷が付いてしまうことがあります。同様にタワシや突起のあるスポンジで磨き上げても、同じように車体に傷がつくことがあります。
ガラスコーティング剤の仕上げに使うクロスは、いつも洗車で使っているクロスより柔らかく上質なものを選んであげること。極上の繊維素材のクロスがひとつあるだけで、車の手入れが数倍楽しくなっていきます。
◇ガラスコーティング剤、ムラにならない方法とは?
ガラスコーティング剤を愛車に塗り込むとき「どうやってもムラが出来てしまう」「プロのように上手く仕上げられない」といった不平や愚痴もよく聞きます。ガラスコーティング剤を使うときに、ありがちなムラを防止するためには、どんなテクニックを使えば良いのでしょうか。
・タテとヨコ塗りを意識する
ガラスコーティング剤を使うとき、一定方向に塗っているだけではムラがかえって目立つことがあります。上から下へ上から下へ…プロはこのように塗っていく人もいますが、コレは均一に力が入っている人だからこそ出来る技。素人さんが同様の方法でやってみても、ムラやくすみばかりが強調される場合もあります。
「どうやっても上手くいかない」とジレンマに陥ってしまったら、固定観点を捨ててしまうことも重要です。一定方向に塗ってムラができるのであれば、一定方向に塗らなければいい…ただそれだけの話です。
例えばクルマのフロント部分を塗っているとき、タテ方向の塗り方だけではムラが目立つ…と仮定します。そんなときにはヨコ塗りもプラスしてみましょう。一回目はタテ方向に塗り、二回目はヨコ方向に塗ります。そして三回目はまたタテ方向に塗ってあげるのです。
縦と横を組み合わせながら塗っていくと、しだいに当初の目立っていたムラが少なくなっていることが分かります。このテクニックは知っておくと便利です。
・同じパーツは一気に仕上げる
ガラスコーティング剤は乾いてしまうと、ムラができやすい特性があります。モタモタ中途半端に塗っていると、かなり前に塗ったところと今塗っているところで境界線がバッチリ出来てしまうのです。
そんなミスを防ぐためにも、ガラスコーティング剤は「左右と前後、同じパーツは一気に仕上げること」をおさえておきましょう。たとえばクルマの後ろ部分を塗るときには、時間を決めて一気に仕上げます。
トイレに行ったりスマホをいじったりなど休憩を挟みたいときには、ひとつのパーツが終わったあと…おこなうようにしましょう。メリハリを付けて仕上げていくことによって、まとまり感のあるボディに近づけることができます。作業の流れがスムーズになるので、疲れずにコーティングを終えることができます。
・スキマに気を付ける
ムラが目立つクルマというのは、塗り忘れ・塗り残しのあるクルマが意外にも多いです。自分ではきっちり丁寧に仕上げているつもりでも、細かな部分に塗り忘れが生じている場合があります。
ガラスコーティング剤を塗り終わったあとは、右から左から正面から上から下から、色々な角度から愛車を眺めていきましょう。目線を色々な角度にうつすことによって、ガラスコーティング剤の塗っていないところを素早く確認することができます。
・イマイチな時は、チョイ足しする
ガラスコーティング剤がうまく塗れないとき、使用している量が少ない…というケースもあります。ガラスコーティング剤は良いものはそれなりの値段がするため、使う側にとってはケチケチ少しずつ使いたい…という気持ちもあります。
ただしモノによっては、あまりにも少量すぎてしまうと本来のパワーを発揮できない事もあるため気を付けていきましょう。「キレイに見えないな」と不安になったらガラスコーティング剤の使用量を少し増やしてあげて様子を見ることがオススメです。
チョイ足ししてあげると、さっきまでのムラが消えて代わりに美しい光が生まれ出ることがあります。
・時間をおいて、再度チェックする
市販のガラスコーティング剤の多くが、時間が経つほど車体になじんでキレイに発色する…というタイプです。そのため仕上げた当日よりも翌日の方が、車がキレイに見えることがあります。
思っていたほど車のツヤが良くない…と感じたら、少し時間をおいてクルマの様子をチェックしてあげましょう。翌日見て「昨日よりキレイになっている」と感じるのであれば、上手く塗れている証拠です。車のお手入れに自信をもって間違いないと思います。
◇まとめ
自分でDIYを楽しむことができるのが、市販のガラスコーティング剤です。難しそうに思えるガラスコーティング剤ですが、その種類や正しい塗り方を知っておくと、意外にも簡単にトライすることができます。ぜひ自分にあう商品を選んで、楽しいカーライフを送ってみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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